愛犬「胃腸炎」治療レポート

犬の医

こんにちは。ボーダーコリーのカミちゃん、ソピオ君の飼主ねえねです。
先日、食べることが一番の楽しみシニア犬のカミちゃんが、元気喪失、ごはんを残し、オヤツに見向きもせず。挙句の果てにおう吐まで!病院での検査や回復までの様子のレポートです。

注意

【閲覧注意】回復までの経過や症状がわかりやすいように、おう吐物やうんちの画像が含まれますのでご注意ください。
【診断について】診察や診断については、獣医さんの説明を当日の記憶をもとに記載してあります。あくまで、うちの子の場合となりますのでご了承ください。

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普段のカミちゃんってどんな子?

 シニア犬カミちゃん

カミちゃん:ボーダーコリー14歳
食べることが生きがいでごはんは常に完食!
10歳を過ぎてからクレアチニン値が高めになり手作り食でたんぱく制限中。
シニアになって季節の変わり目に、膀胱炎やお腹を壊すことも。それでも食欲はどんな時も旺盛♪

どんな時も食欲旺盛なカミちゃんがごはんを残すなんて!!
手作り食にして約10年。一度もごはんを残したことはないので、もはやただ事ではありません(>_<)

症状と経過

関係はないかもしれませんが、体調を崩した日の前後で、普段と違ったことも書き留めます。

症状

  • 6月22日
    狂犬病の予防接種➡特に体調の変化はなし。
  • 6月24日
    おやつにバナナを少量、初めて食べる。
    日中:狭いところに入りたがる。
    夜:19:00夕飯完食後、良いウンチ。その後だんだん元気がなくなり、23:00大好物のリンゴを見ても動かず。お口に運ぶと食べる。
狭いところに

同伴出勤したこの日、どこにもいないと思ったらゴミ置き場の奥でじっとしているカミちゃんが!
(その後入れないよう入口を閉鎖)
具合が悪いとは思いもせず、ちょっと面白がっていた自分に猛反省。ごめんねカミちゃん。

  • 6月25日
    7:00 朝ごはんを1/3残し、元気なし。うんちは普通。
        夕方に病院の予約をとり、同伴出勤。
    9:00 朝食分をおう吐。未消化。
    9:30 前日の夕食分もおう吐。未消化。
        その後、やっと落ち着いた様子で眠り、お昼に起きると元気戻る。
    13:30 持ってきた野菜ペーストを大さじ3程食べる。
        その後、元気がなくなり狭いところに入る。

朝ごはん残す

未消化のおう吐物

狭い場所で寝る

元気復活。野菜ペースト

再び狭い場所へ

うんちは普通

診察

病院へ向かう車内では、楽しそうに過ごすカミちゃん。
膀胱炎で何度お腹に針をさされても、先生が大好きなようです。
最近では診察室から処置室へ向かう際、自分でドアをあけてます。

 17:00 診察

診断

血液検査の結果は、急性の炎症があり。
CRP(炎症に関する蛋白)が0~1.4が正常値のところ11.95

エコー検査の結果胃腸の動きが悪く、重度の腸炎や膵炎の際に見られるコルゲートサインが十二指腸にあり
それ以外、肝臓や腎臓にも問題なく腫瘍なども見られませんでした。

コルゲートサインとは、「消化管の波打ち像」のことで、重度の胃腸炎・膵炎・腹膜炎・消化管腫瘍などで見られます。

コルゲートサイン (toyota1299.com)

18:00 皮下点滴と胃腸炎の薬を注射。
まずは、胃腸炎の治療をし、1週間投薬で様子をて、急変や気になることがなければ、1週間後に再診することに。

投薬

お薬をおう吐すると困るので、当日夜分のお薬は注射で対応済み。翌朝から1日2回の胃腸薬を処方してもらう。

十二指腸のコルゲートサインから膵炎が心配されますが、この時点では胃腸炎の治療を行い、1週間後の再診で改善がなければ膵炎の検査を行うことになりました。
膵炎でないことを祈りつつ、早い回復を願うばかりでした。

 19:30 夕飯は、ごはんとお野菜ペーストを普段の半量ブレンダーでペースト状にしてあげる。
     完食後、リンゴを所望するほど回復。

夕飯は半量

フードの場合は、半量をふやかしてあげてとの事だったので、手作り食の我が家は半量(ごはんとお野菜ペースト)をブレンダーでペーストにしてあげました。(お肉はなし)

注射が効いているようで、元気に完食してデザートを所望するほど!デザートは我慢してもらいました。

経過

  • 6月26日
    7:00 ごはんと野菜ペーストの半量をブレンダーでペースト状にしてあげる。
       完食後、リンゴを所望したため、すりおろして大さじ1杯あげてみる。
    12:30 おう吐
    19:30 ごはんと野菜ペースト半量と細かく切ったゆで豚を半量あげる。

昨夜は注射が効いておう吐なし。
朝食後にすりおろしリンゴを。

食後に狭い場所へ。
心配(>_<)

今朝の薬が消化できたか不明。
お昼におう吐。

  • 6月27日
    5:00 おう吐
    7:00 ごはんと野菜ペースト半量と細かく切ったゆで豚を半量あげる。
    12:00 ごはんと野菜ペースト半量と細かく切ったゆで豚を半量あげる。
    18:00 おやつに焼き芋少量
    19:00 ごはんと野菜ペーストと細かく切ったゆで豚を通常量

5:00のおう吐はお腹が空きすぎ?
朝ごはんは完食

食後はいつも通りデザート所望
その後はおう吐なし

うんちは下痢することなく
普段どおり

  • 6月28日
    この日から、すっかり元気になり、ご飯の時は大興奮のカミちゃんが戻りました!
    7:00 普段の手作り食
    12:00 おやつに焼き芋
    19:00 普段の手作り食
  • 6月29日
    7:00 普段の手作り食
    12:00 おやつにもも
    19:00 普段の手作り食
  • 6月30日~7月2日
    おう吐もなく、通常通りの食事とおやつを完食。
  • 7月3日
    再診
診察結果

血液検査の結果、前回異常値だったCRPも正常値に戻り、炎症もおさまりました。
今回は、膵炎ではなかったようで一安心。
無事、治療終了となりました。

まとめ

診察の際に、いつもと違ったことや違ったものを食べたなどあるか、獣医さんから聞かれました。症状が出る2日前に狂犬病のワクチンを打っており副作用の可能性も0ではないですが、今回副作用であったとしても治療は同様となるとのことでした。(アナフィラキシーの場合は別です)
また、当日初めてバナナを食べましたが、ごく少量のため可能性は低いとのことでした。

十二指腸のコルゲートサインから膵炎の疑いがあり、おう吐が止まるまでは本当に心配でした。
狭い所へ入るカミちゃん…今思えば、いつもと違うサインでした。今回、改めて愛犬の様子をいつも観察しておくことが大切だと思いました。

今はスマホで簡単に写真も撮れるので、ちょっといつもと違うと感じたら写真に撮って記録を残すといざと言う時に役に立ちます。今回もウンチやおう吐物も写真に撮ることで獣医さんに確認してもらうことができました。

シニアになって、今までと違うことが多くなっています。
しっかり愛犬を観察して、記録に残し、いつもと違うことがあれば、早めの診察を心掛けていこうと思います。

今回の治療費

診察、血液検査、エコー検査、皮下点滴注射、内服薬

¥21,759-

診察、血液検査

¥6,644ー

合計 28,403円

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