14歳シニア犬の全身麻酔歯石取りレポートと肝臓治療

犬の医

こんにちは。ボーダーコリーのカミちゃん、ソピオ君の飼主ねえねです。
14歳半になったカミちゃんに20歳まで元気に長生きしてもらうには、やはりお口の中のお手入れが重要!14歳半のシニア犬に全身麻酔歯石取りを選択した理由と様子のレポートです。

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シニア犬の全身麻酔歯石取り

前回の歯石取りの模様

前回の歯石取りの様子、当日の注意事項や料金など詳細はこちらの記事で書いてます。

今回の歯石取り

14歳半のシニア犬の全身麻酔。とても迷って先生に相談したところ、年齢では判断しないとのことでした。カミちゃんは、年齢とともに歯磨きを嫌がるようになり、しっかり綺麗には磨かせてくれないので、今回思い切って歯石をとってもらい、歯周ポケットが深くなっている部分の処置をしてもらいました。

前歯が一部ぐらついていますが、抜くほどではないとのことで、経過観察することになりました。
今後の歯周病の進行を遅らせることができるかは、どこまで歯磨きをさせてくれるかにかかっています。

歯石取り後のケア用歯ブラシ

カミちゃんが、いやいやながらも磨かせてくれる柔らかい歯ブラシはこちらです。
人間用に比べると高いな~と思ってました。


最近、ドラッグストアで見つけたこちらの歯ブラシ。毛の太さは天使の羽ブラシと同じで植毛本数は12,000本なので若干少な目ですが、ヘッドの裏側にはシリコンがついていて犬用と同じ仕様になってます。プラチナナノ加工と銀イオン加工の差はあるものの、料金は天使の羽ブラシの約半分なので今度はこちらを試しに使ってみようと思います。


全身麻酔後の様子

お腹が空いて、ごはんも食べたいけど動けない。そんな感じのカミちゃん。見ているのが辛い飼主でした。

全身麻酔の覚め具合は前回よりも良く、意識がはっきりしている感じがしましたが、やはり年齢なのか、体が言う事をきかないようで足元がふらつき、心配になりました。

翌朝には、いつものカミちゃんに戻りホットしました。

全身麻酔時の事前検査でわかったこと

肝機能検査

全身麻酔をして歯科処置をするので、肝機能の血液検査をしました。
その際、肝機能の数値が良くないので、麻酔が効いている内にエコーで画像診断をすることになりました。

検査結果

ALT(正常値17~78):268
ALP(正常値~89):201

症状が出る数値ではないものの、かなり悪い数値でした。ALTが300を超えると体がだるくて動けなかったり吐き戻したりといった症状が出ることがあるそうです。

画像診断では、腫瘍などはみとめられず年齢なりの肝臓とのことでした。

肝臓の治療

肝臓の炎症をおさえ、肝臓の機能を改善するお薬と胆汁の流れの滞りを改善し、胆汁分泌を促進させて胆石症などを改善する薬を1ヶ月飲むことになりました。

1ヶ月後に再診となりました。

料金は

診察、採血、血液検査、腹部エコー、皮下補液、全身麻酔、歯科処置、抗生剤7日分、肝臓のお薬1ヶ月分で59,510円でした。

その後

すっかり元気になったカミちゃん。1ヶ月後の検査結果はいかに?

検査結果

肝臓に関係する血液検査をしてもらいました。
全て正常値に収まり、肝機能は回復しておりました!

とにかく良かった!心の底からホッとしました。

胃の調子が悪くなると、気持ちが悪くなり、落ちつきがなくなり、部屋のすみに落ちている埃や自分の毛を食べてしまうカミちゃん。
そんな時のために、胃薬を処方してもらいました。

診察、採血、血液検査、胃薬で7,810円でした。

まとめ

つい3ヶ月前は、パーフェクトな検査結果で、14歳過ぎてこの結果は素晴らしいと先生に褒められたカミちゃんでした。たまたま歯石取りのための肝機能検査で異常が見つかり、大事に至ることなく回復することができました。

ワンコの時間は人の3倍速いと良く言われますが、本当に油断できないと思いました。
シニアになったら定期的な健康診断が大切だと痛感しました!

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